光には色がありません。何かに当たり反射された波長を、私達は色として認識しています。違う色の波長が混ざり合うことで​届く波長が、また、色のない光となり、波長を遮ってゆくことで黒として見ています。青木の作品は、三原色でのドローイングシリーズ「shadows」は、視覚で認知した感覚と、記憶や忘却といった曖昧な感情を認知することへの問いかけに感じ、光の三原色からの「丸、三角、四角」の油彩シリーズは、散り散りに消えゆくイメージが、曖昧な記憶なのか未来の予感なのか胸をざわめかせます。​本展では特に、ギャラリーの壁に直接描き込むことで「見ることの意味」をより強くお伝えしたいと思います。

                                                          

                                      

                                      平成27年11月           ギャラリーカメリア  原田直子